私の住む街には、中国からの観光客や留学生が多く訪れます。私の子どもは高校生ですが、学校の特色からそのような留学生と関わる機会がたくさんあります。
そのツテで、家にも中国から来た方たちをホームステイさせたことが何度かあります。その経験から、中国の方たちと仲良くするコツをお話ししたいと思います。
- 意見ははっきりと!
- カラオケに行く
- 贈り物は高価なものが良い
- 中国の国民性や文化を理解する
意見ははっきりと!
これは他の国の方と交流を持つときにも言えることかもしれませんが、思っていることははっきりと伝えましょう。
日本人は繊細で、空気を読むことをよしとします。あまりはっきりとした物言いはよしとしないことが多いです。しかし、中国の方たちはそのような繊細さは無く、日本人の繊細さを理解してはくれません。こちらが言いにくいことでもずけずけと聞いてくることがほとんどです。
しかしそれに動じること無く、逆にこちらも言いたいことははっきりと伝えるようにしましょう。慣れてしまえば、ありのままで付き合うことができるので、日本人同士のつきあいよりも楽かもしれません。こちらが心を開くことで直ぐに打ち解けられるようになりますよ。
ただし、中国と言っても広いので、住む地域によって差はあるかもしれませんね。また、いくら言いたいことははっきり言うと言っても、国の歴史についての話はタブー。エキサイトしてしまう可能性もあるため、本当に仲良くなるまでは、避けた方が無難です。
カラオケに行く
中国でも、「カラオケ」と日本語で言えば通じるほど、カラオケが大好きな中国人は実は多いのです。とくに日本に来る中国人は日本文化に興味津々。一緒にカラオケに行けば一気に距離が縮まる可能性があります。カラオケに誘う前に中国で今はやっている曲を練習していくのもいいかもしれませんね。
また、日本のヒット曲が中国語で配信されていることもあるので、そういった曲を歌うのもいいかもしれません。日本で人気の歌手が、中国でも人気があることもありますので、そういった歌手のことを下調べをしておくのも良いでしょう。
相手があまり日本語が得意じゃなく、あなたも中国語が得意じゃ無いという場合、なかなか会話がままならず困ってしまうこともあるかもしれませんが、カラオケなら歌っていれば場が持ちます。
音楽は国境を越えるとも言いますし、音楽があれば言葉がなくても通じ合えることも多々あります。そういった意味でも、カラオケはおすすめです。
贈り物は高価なものが良い
何か贈り物をすることも、仲良くなる秘訣です。ただし、その際「高価なもの」を贈ることが重要です。
中身よりも、高価かどうかがポイントなので、例えばそれほど品質が良くなかったとしても、おいしくなかったとしても、高価であればあるほど喜ばれます。
中国の人たちは、目に見える形で楽しませてくれたり、利益を与えてくれたりすることを大変喜びます。ですから、「高価である」と言うことは、どれだけ自分のことを大切に思ってくれているのかということを図る一つの目安でもあるのです。
ですから贈り物を渡すときは、「つまらないものですが...」なんて謙遜することは絶対にNGです。どれだけ高価な物なのかを力説して渡す方が感激してもらえますよ。
またこれと少し通じるところがあるのかもしれませんが、自分のことを謙遜して伝えることもNGです。「自分なんて」と謙遜して伝えてしまうと、「たいしたことないやつ」と思われてしまう可能性があります。「自分はこんなことができますよ」と盛大にアピールする方が好感を持ってもらいやすいです。
中国の国民性や文化を理解する
中国人の国の文化や国民性を理解することは重要です。とくに中国人の場合、マナーにおいて日本とは異なる点が多々あり、それが問題視されることもあります。
例えば、列にきちんと並ばないとか、大声で話すとか、ゴミをどこにでも捨ててしまうとか。これらは日本人にとってはあり得ないマナー違反ですが、中国の歴史やお国事情を知ると、仕方が無いのかなと感じることも多いのです。
また、中国は日本とは違い、人口がとても多いため、列に並んで待っていては自分の番がなかなか回ってこないのです。そのため列に並ぶという習慣は中国ではまだ定着していません。
ゴミに関しても、中国での日常的な習慣によるところが大きいのです。ですから、身近な中国の方がマナー違反をしてしまったときは、眉をひそめるのではなく「日本ではこうするのが習慣なんだよ」と、そっと正しい習慣を伝えてあげましょう。そうすることで、中国の方も早く日本の習慣に慣れることができます。
まとめ
外国の方と仲良くなるためには、まず相手の国についてよく知ることが大切です。相手が自分の国のことを理解してくれているとわかると、それだけでも一気に親しみが持て、心の距離が縮まります。
また、相手の心を開くためには、こちらから心を開くことが重要です。日本人は建前で人と付き合うことが多くなりがちですが、中国の人と仲良くなるには、本音で付き合うことが大切なのです。
言葉があまりわからなくても、あなたの誠実さが伝われば、相手も心を開いてくれますよ。
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